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Impromptus








先月末からウイルス性の咽頭炎になってしまい、数日間高熱に苦しんでおりましたが、今はすっかり快復し、もりもり食べてエネルギーを蓄えております。さて今年のリサイタルシリーズもいよいよ大詰め、今週末の大阪公演にて閉幕となります。我ながら些か大それた、あるいは普遍的すぎた題材かもしれないと思いつつ、今年は「そして音楽は流転する」というコンセプトを軸にしてきました。ギターが持つ特有の不安定さ、心情に呼応しながら音が変質していく面白さを、現在の私なりの感性で言葉に置き換えたものです。14日はR.R.ベネットの即興曲(IMPROMPTUS)を演奏予定ですが、この曲はとりわけ感情の起伏にフォーカスした作品であり、シリーズの締めくくりとして相応しいのではないかと思っております。勿論バリオスのワルツなど楽しい曲も弾くのでどうぞご安心ください(笑)

それでは皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2024年9月9日

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